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人生一寸先は闇だ。私もブログを書きながら、突然心臓の鼓動が止まり、皆さんにサヨナラするとも限らない。寝ても起きてても1分間に60回くらい鼓動を打ち、血液を流す、この心臓という臓器。薄い膜の血管を新幹線のスピードで血が流れている。時速に直すと216キロだ。足湯に浸かるだけで全身がポカポカするのは、足で温められた血液があっという間に大脳まで流してくれる心臓のポンプの力のせいだ。

しかし、その血管が破裂をしたり、急停止したり、血液の中に白血球を急増させたりして人を死に至らしめる。ガン細胞をこの血流に乗せて次の臓器へ転移させるかもしれない。立っていると心臓の負担が大きい。血液が上下運動をしなければならないから、心臓のポンプ圧を高めないと血液が流れないのだ。寝ると楽になるのは、血が水平運動で低いポンプ圧で流れるからだ。そのまま生体が死んでしまうのが、心臓にとって一番楽なことらしい。運動をする必要がないからね。

私の親父がトイレでの大脳血管破裂による急死もある。知人の弟はジョギング趣味で、定期健診100点、少年たちに卓球を教えるスポーツマン、しかし、ある日ジョギング中、河川敷で心臓麻痺で急死、50歳。会社の同僚が健康・健康の趣味人がウォーキング中、異常な疲れで帰宅、内科へ行くと血液検査で白血球が異常な増加で入院。急性骨髄性白血病。骨髄ドナー見つかるが、ドナーの両親に反対されて移植断念、彼は希望を失い、発病後1年半で死去、64歳。痛みに叫びながら死んでいった。

「人生、一寸先は闇」は真実だ。しかし、この格言を、ブログに私は何度も書いたけど、死別・事故・病気・倒産・失業・離婚・降格処分・負債という被害だけでなくて、こちらが加害者になる事故や倒産、離婚もある。加えて自然災害もあるから、生き続けるってほんと大変なことなのである。現代なら、家族や家庭生活を真っ当に過ごして、無事に終わるだけでも並大抵のことではない。兄弟や親たちの病気に立ち会ったり、助けたり、遺産相続の渦中に突然投げこまれたり、保証人を頼まれて断りきれなかったり、生きるだけで大きな事業をしているようなものだ。

しかし、である。「一寸先は闇である」といっても、もう一歩進めて、「光はないだろうか」と同時に思うのである。振り返れば、あと一つのクライアントを探せば企画が成立するという苦しい営業のギリギリに、お客から「しょうがないね。OK」サインが出た瞬間!。私が51歳で心筋梗塞から退院して、初めての企画が「血をさらさらにするために」という講演会。

製薬メーカーを10社リストアップして私の体験も踏まえて熱弁営業トーク実らず8社からダメ出し。ところが、ダメもとの中堅の地味な薬メーカーにプレゼに行くと、偶然、青魚に含まれるDHAが液状に入ったカプセル薬を発売中で、私も処方されていた薬だったものだったから即決ゴーサイン。一瞬、光が走った。自分の心筋梗塞を題材に捨て身の企画をゼロから造り上げたのだから。

こういう思い出は、不思議と歳を重ねても感覚的に残っているもので、もうひと頑張りするエネルギーになっている。光あるうちに光の中を歩め。

  1. 毎朝、毎晩血圧を記録するようになって半年になる。きっかけは去年9月に朝、目が覚めた時、フラっとしたので、横になって安静にしたあと血圧計で測ると、上が205にまで上がっていた。少し落ち着いたところで早朝6:00過ぎに運転して脳神経外科の救急窓口へ。結果は落ち着いてしまい、異常なし。内科にハシゴして降圧剤を貰って以来、毎朝、毎晩のんでいる。時折、血圧が上昇もするが、最近では落ち着いてはいるが、これまで長年の間、人体の構造には全く無頓着だった結果だと思い知らされた。それにしても血液の流れの速さの件には驚きました。新幹線と同じとは?北海道新幹線は早くも動脈硬化らしいですが。

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