パニック克服か!?ネアンデルタール人のDNAとチンパンジー。

チンパンジー

去年の9月末日に退職して8か月経過し、パニック症状は1~2回しか出ていない。最近ではユーチューブでNHKドキュメント、ネットカフェに暮らす女性が、狭い部屋に入るシーンを鑑賞したときのみ。部屋の狭さもさることながら、彼女の人生に胸が痛くなってしまった。

時間は飛んで、洞穴に住んでいたネアンデルター人が、狭い岩穴の中で、やはり数%はパニックが出ていただろうかと考える。そういう人たちは長生きできなかっただろうなと思う。いや、パニックはストレス性のものだから、その時代は現代みたいな人間関係もなく、あるとすれば食べ物が捕獲できない、飢えへの恐怖だろうとも考える。しかし、私たちのDNAの中に滅びたとされるネアンデルタール人のDNAが残っているとしたら・・・。

ネアンデルタール人といえば、最近の学説(スヴァンテ・ペーボという学者でミイラのDNAを調べたり、アイスマンのDNAを調べた)では、ネアンデルタール人と現生人類の祖と言われるクロマニヨン人が同時期に共存していて、交配(SEX)もしていて、日本人を含む「非アフリカ人」のDNAの数%の遺伝子にはネアンデルタール人のDNAがあるという話だ。

ネアンデルタール人は20万年前に出現(どうして出てきたのか、知りたいが)、2万数千年前に滅びたとされる。一方、現生人類(クロマニヨン人)は4万年前から1万年前に出現と言われている。年代からいっても相当の年数が共存の期間に入るから、出会えば(特に男女が)二つの種(?)のSEXから子供が生まれ、代々その子孫もいたということなる。

不思議なことに「アフリカ人」のDNAにはネアンデルタール人の数%の遺伝子がない。アフリカから北へ移動したクロマニヨン人は現在の中東でネアンデルタール人と出会い、交配が始まったと解釈され、そこから世界中に広がったという壮大な仮説だ。さらに2009年、ロシア西シベリヤのデニソワという場所で洞窟からミイラが発見され、「デニソワ人」と命名され、DNAを調べると現生人類に近い化石人類(ネアンデルタールのような)が発見されている。

彼らも実はクロマニヨン人と交配して、子孫を残したとしたら、その遺伝子も残っているはずだ。そのネアンデルター人のDNAが自分の中にあったり、いま生きている人類の(アフリカを除く・・いろいろ交わりがあるからアフリカも)遺伝子にあるネアンデルタール遺伝子がどんな作用や行動を我々に起こしているか、またはある条件下で発動するのか、考えているだけで頭がクラクラする。

以上の説に、真っ向から批判を加える人類学者も多くて、真偽のほどは未来へ託され、いずれ教科書も書き換えられるだろう。新しい学説に立ち会ってる気持ちに筆者はなっている。パニック障害減少の話からはるか遠い過去へ行き過ぎたかもしれない。ネアンデルタール人に糖尿病があったのだろうか?マンモスの肉を食べすぎてね。そうなら、どこでもドアで「薬(スーグラ)」を彼らに届けたい気もする。パニック障害の薬「ソラナックス」と併せて。(注 NHKが7月5日にスヴァンテ・ペーボさんにインタビューして番組を放映するので確かめたい。7月3日記)

しかし、宇宙人からみたら人間もチンパンジーもDNAはほとんど同じで区別がつかないらしい。少し毛深いけどチンパンジーに政治家や企業人になってもらった方が業績が上がるかもしれないと言う人がいた。まるでNHK「ライフ」の宇宙人首相だね。野次の得意なトップと同類の取り巻きに囲まれるテレビを見せられるなら、動物園のチンパンジーを映してもらった方が、見る方がどれだけ賢くなれるか、気分よく一日が過ごせるか。

  1. 最初に北海道に上陸したときに「北海道には美人が多い」と思った。今ではすっかり慣れて感じなくなっているが、この大きな島には、今でもいろんな人種が訪れては去る。島といえば沖縄も似ている。独特の文化と美人も多い。いろんな血が混じっているのだろうが、人はそうして進化を遂げていることを実感させられる。

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