40代の現役バリバリに囲まれて&男の小遣いのこと。
4年か5年ぶりに東京から出張の40代と札幌在住の知人と会って3人でお寿司を食べた。話す話題の多種多様さや話すテンポの速さについていけない私であった。私も30代や40代は喋るスピードも早い方で、相手から「もう少しゆっくり言ってくれないか」と言われたものであるのに、この年月の経過や、彼我の使う言語の種類の落差(仕事柄、使用する言葉の種類が違う)には正直びっくり。さらに気づいたのは自分の耳が遠くなっていて、志村けんのコントに出てくるお婆さんが「えっ、何?もう一回言って」状態。フムフムと聞こえるフリを私はしているが、実は聞こえていないのだ。
情けないことではあるが現実だ。私は遠くから見守ろう、何かお手伝いや困ったことがあれば少し動く。仕事の妨害をできるだけしないように生きたいものだと、芯から思った一日であった。二人とも属する世界は違えどもこれから世の中や企業の中を変えて未来構築をしていこうという意欲においては満点だ。頑張ってほしい。彼らのエネルギーが私に憑依して、帰りのパチンコで大フィーバー。800円が1万2千円になりました。ラッキーデー!
外に出れば、よさこいソーラン祭り真っ最中。久しぶりの晴天で誰もがニコニコ顔。若い人とお喋りするのは楽しい。特に「〇〇をしたい。〇〇が欲しい」という明確な目的が私に伝われば、私の行動に火が点灯。何かのお役に立てればいいというお節介おじさんの私である。さすがに1億円を貸してくれと言われてもご勘弁。5万、10万でも財布は100%家の財務大臣が握っていて自由にならない。
せめて、妻に内緒のへそくりを100万円は持っていたかった。定年後の自由は交通費もこたえるし、交際費を使わないとつまらない日常になる。「友人に会うから1万円頂戴を」妻に言い続けてたら、せっかくここまできた人生をバラ色どころか泥色に塗り込む晩年になる。嘘でもいいから輝かして、子供たちや若い世代のお手本になるような生き方を貫いて死んでいきたいものである。
そのためには、ここだけの話、女房に知られない金は最低50万はどこかに隠し持っていた方がいい。先輩からの助言だ。私は営業歴38年なので痛切にそれを感じる。競馬やパチンコで小遣い稼ぎをする気持ちもわかる。過剰なまでの損得勘定で生きる多くの女性諸君、旦那たちへもっと小遣いを上げてください。小遣いを自由にさせると大脳も自由になっていい仕事ができるようになりますよ。前職で、私に「サラリーマンは常に財布には10万円と信販カード必需品」と若者から言われたことがある。私は、信販カードはある事件から取り上げられて、せいぜい財布は3万円が限度でしたね。
給与明細は見せない男。
サラリーマン時代は家計を家内に任せっきりだった。しかし若い時にはカメラやそのレンズや用品を勝手にローンで手に入れていた。それも二人で稼いでいた時は良かったが、子供が出来てからは我がままは効かなくなった。それでもクルマのローンだの住宅ローンだ、子供たちへの教育費だのと家計は大変だった。独立した時点で今度は自分がやりくりしなければならなくなり、必要経費だけを家内に渡すようになった。その流れで再就職しても給与明細は一切見せないようになってからは、小遣いも或る程度自由に判断できるようになったが、クルマの経費や税金などはもちろん、自分が管理している。昨日も住民税の決定額が届いたが4期で30万弱。しかも1期分は6月末支払い期限ちなっている。7万余の税金を今すぐ払えと言う訳だ。内心、どう工面しようかと困惑している。財布を握ると、小遣いどころでは無い。
貧乏社長。
零細な会社をやっていると、仮にも社長と言う訳で、さぞお金が自由に使えるのだろうと周りから見られて、何かにつけ僕が支払う羽目になる。そう言えば、これまでサラリーマン時代も僕のオゴリがほとんどだった。でも他の人たちに比べても決して裕福ではなく、むしろ誰よりも苦しい生活環境だ。今も社長給与は社内で一番最低にしている事を社員以外に誰も知らない。ではなぜ僕がお金持ちの人達にオゴル羽目になるのだろう?と考えた時、やはりお金には困っていないように見えるのかな?とか、皆んなオゴらせる術を身に着けているのかな?と。それとも自分でカッコつけているのか?とも。いや、みんな大蔵大臣に財布を握られていて、仮払い申請も言い出しにくいのかと。貧乏社長のくせに、つい相手の事を思いやってしまう。
オラが村のオラガ族。
男はカッコつけたい生き物だ。弱点を相手に見せたくない。そんな訳で何かにつけ「自慢」したくなるらしく、飲めばホラを吹き、オラが一番と仕切りたがる。そうかそうかと聞く側に回れば、更にホラはエスカレートしていく。聞くのも面倒なので早く中座したい気持ちも無視され、ハシゴを強要されるから始末が悪い。そんな偉い男たちの裏の本当の顔は一体どうなのかと考える。家族の前でも偉い立場なのか?果たして?