マイナンバーのトラブル多発について
筆者の方から、発足当時からマイナンバー制度の技術的な不具合について、語っていた知人へ意見を求めたら下記のような答えが返ってきたので掲載します。
こういうものは、運用されてトラブルが出て始めてそんなこと
やってたのかとわかるので、すべてはこれからですね。
注目はしています。なにせ、最初のトラブルは大体とんでもない被害を
及ぼすので、それに巻き込まれないようにしなければなりませんし。
プランどおりのシステムを作り、プラン通りに動くというところまでは
できるんですが、それが現実と合ってなかった。大抵のトラブルは
そういう形で起こります。そんな風に使うと思っていなかったというような
トラブルですが、いわば、ここまでは誰も悪くないんです。
トラブルがあっても、それは社会が負わなければならないリスクかも
しれません。鉄道が敷かれたから、飛び込み自殺が始まった、みたいなもので。
システム開発はここからが勝負で、直すための予算やスケジュールが用意されて
いるかどうかあたりからトラブルらしいトラブルになってきます。
そもそもシステム開発コストの半分はシステムの開発、
残りはタッチする人間の訓練に使わなくてはいけません。
当然公務員に当初予定されていない業務が増えるので
手当をつけなければならない。それを国民が認めず、
既存の業務の延長でやらせればトラブルは当然発生し、
その原因は国民ということになります。
その範疇に入りきらない、本当の不正や計画の甘さについては
むしろこれから「住基ネット」で見えてくるのではないでしょうか。
その点wikiに書いてあるように
「住民票の写しの取得は必ずしも頻繁に利用されるようなサービスではなく、
膨大なコストをかけてシステムを構築するメリットがあるか疑わしい」
というような指摘こそ検証しなければならない大問題だと思います。
ただ、こういう切り口は受けないんですよね。
なぜか、公務員にマイナンバーシステム操作手当がついたら
そのことを批判するほうが多いので。
いっそ公務員だけ先にマイナンバーを持ち、
恩恵を受けるがリスクも給料のうちという状態をしばらくやってみて
その後国民に持たせても良かったんじゃないですかね。
へそ曲がり
マイナンバーが一方的に送られてきたが、その後のカード作成の手続きはやっていない。家族からは早く早くと催促されてはいるが、どうも気が乗らない。そんなカードを持つことの意味が理解できないのと、危険ではないかと思うからで、背番号つけて名前を付けて、野球でもあるまいし、第一、財布の中は今でもカードだらけで困っている。銀行カード3枚、クレジットカード3枚、ETCカード1枚、ガソリンカード2枚、保険証カード1枚、デパートのカード1枚、その他各種会員カード10枚、そのほかに病院の診察カード数枚と、肝心のおカネよりカードだけで財布はパンパン!その上にまだカードが増えれば大変。もしも財布を無くしたら一体どうなるのか?クレジットや銀行カードを停止するだけでも大変な作業だし、止めようのないものも有る。マイナンバーカードなどもそのうちの一つだろう。本当に必要なのか?まだ疑問は続いている。
成田山のお守り大好き男
米兵の認識票は首からぶら下げる。風てんのトラさんはお守りを首にぶら下げる。野球選手は自己PRに背番号と名前を背負っている。選挙の立候補者はタスキに名前をデカデカと書く。サラリーマンは首から身分証をぶら下げる。しかし今度は主婦も身分証のようなマイナンバーカードが必要に。犯罪捜査などには重宝かと思うが、犯罪に利用もされる可能性も否定できない。情報社会とばかりに、何でもデータ化するのも息苦しい。個人情報は個人の胸の中に仕舞って置きたいと思うが。
11桁まで即暗記得意男
パスワードは暗記して、なるべく書き留めないように気を付けてはいるが、これだけ情報化が進むと覚えきれず、つい同じ暗証番号などにしてしまう。銀行印と同じで、あれこれ変えると自分でも判らなくなって印鑑を沢山持って銀行まで出向いて調べて貰う始末。マイナンバーは一方的に決められたもので危険性を大いにはらんでいると思う。ただし、行政事務作業等はスムーズにできる事には間違いない。窓口で書類に書き込んでいた手間が省け、さらには事務作業もシステマチックに簡略化されるのだろう。ただ悪用も可能なのではないかと未だにカード作成をためらっている。