剃毛から除毛へ名称変更!

5年前、ステントを入れる予定でタオルやパジャマを持ち、病院に入ると、主治医が私の血流は順調に流れているから入院しなくていいよと帰ってきた話だ。変な医師と病院である・・・そのときのエピソード(自信なさそうな医師であったからしなくて良かった)。

看護師に「カテーテルを内腿から入れる場合、剃毛しますよね、あらかじめ自分でしてきてもいいですか」と電話で聞いたら「除毛してきてもいいですよ」とのことで、風呂場で右側の部分を髭剃りで丁寧に剃毛した。風呂場は毛だらけ。

病院での2回の剃毛経験から言うと、若い看護師にこれをしてもらうのは辛い。2回目は特に何を勘違いしたか、電気カミソリが登場して、普通のカミソリでの剃毛時間の3倍はかかったと思う。その間、じっと終わるのを待つ恥ずかしさ。電気を使わず、石鹸かシャンプーを塗って、早くしていただきたいと切に願っていた。看護師に男の何を眺める趣味があるのかどうかまで妄想した私である。

 

 

僕はお金を使わずに生きることにした(マーク・ボイル)

この本のタイトルを見て読みたくなって、図書館へ検索をしたら貸し出し中。予約を入れた。「チベットのモーツアルト」を書いた中沢新一さんと「暇と退屈の倫理学」を書いた國分功一郎さんの対談「哲学の自然」の76pに引用されていて読みたくなった。

きょうのブログは筆者だったらどう生き延びるか予想をしてみた。読んでから書くこれまでのパターンを崩してみた。1年間、お金を使わない暮らしの開始だ。

燃料を拾うところの話は出ていたので、ここはまず共通としておこう。住居は家賃のかからない家としよう。親からもらったか、自分の大工仕事でどこかに建てて家賃無料。冬は寒いから暖房は必要だ。その燃料の薪(たきぎ)を拾うために毎日、野原や森林に入る。

ついでに食べれる野草を勉強しないといけない。毒の草を食べて倒れて救急車で運ばれるわけにはいかない。電気がないから夜は早い。手回しでラジオが使え、灯りが付くランプもあるが、果たしてこの使用はありかなしか?太陽電池のパネルを張る手もあるが、お金を使うことになるのでペケだ。

水はどうする?川や公園の水道水からもらい、捨てられたペットボトルに小石と砂を入れて濾過させてきれいな水を作り、炊事用に使う。ナイフとフォークはあるとしよう。毎日の食事は野草だけではダメで肉はどうする?ウサギやネズミはどう捕獲すればいいのか?自家製のネズミ捕りを作らないといけない。ウサギの捕獲は法律で禁止されてる可能性がある。

トイレはどうする?近くの公園かお店のトイレを貸していただく。3食をすべて無料で生きていくのが辛い。せめてインスタントラーメンは欲しいところだ。我慢しよう。乳製品が欲しいがこれも我慢だ。辛い。果てしないお金ゼロの暮らしだ。

友人に電話する携帯も通信料がかかるからダメ。時々遊びに来る友人が食べ物を持ってくるかも知れず、近所の篤志家からのお呼ばれもあるかもしれないが、他人の善意に期待するのは、生き方の趣旨に反するから、婉曲に断ることにする。近所のゴミ箱に捨てられた食べ物を探しに行くのはどうだろう?これが許されるなら、食料品店から出る賞味期限切れをいただくことも可能だが・・・・・。判断が難しいところだ。「鉄腕ダッシュ」とはわけが違う。あれは無料の廃棄する材料を探しに行くが、ロケ代や車を利用してガソリンを使い走るので、番組を作るのにとんでもないお金がかかっていることに注意しよう。

そんな業界話はどうでもよくて、ともかくお金を使わず1年間生き延びるテーマを自分に課した。書きながら思い出したが、食べるものとして昆虫があった。カルシウムがありそうだ。トンボは食べれるのか?蝶は食べて美味しいのか?花粉が食べるのにじゃまにならないか?口の周りに花粉がつくのは嫌だな。ミミズはどういう調理をすればいいのか?味付けとしての塩はどうして作る?まさか自分の汗を溜めて塩を精製するなんて書いてないだろうね。

*でもこの生き方は、周りにコミュニティがあってできることかもしれない。

チョコレートの真実。

チョコレートのお話から児童奴隷まで。

ある人が『カカオの現実、生産と流通について真実を追いかけると命が危なくなるかもしれない』と言った。調べると、主な原産地が西アフリカであることがわかる。コートジボアール、マリ、トーゴ、ガーナ。横たわるのは子供の奴隷労働の実態である。チョコレートはグローバル企業が扱っていて、ネスレ(スイス本社)、ハーシー(アメリカ)、マース、クラフト、ADMココア(実態はカーギル)、ゴディバ。中でもネスレは売上げが105兆円である。原料の供給もしている、もちろん自社ココアも作っているが。ちなみに日本は主にガーナ政府と森永製菓がココア、チョコは明治製菓と棲み分け(?)している。

西アフリカにはカカオ従事者が何百万人もいるが、そのうち6歳くらいから家族から安く売られた子供がいたり、強制的に拉致されてカカオ農園に連れてこられて14時間以上働く子供たちがいったい何人いるか正確な数字は、当事国の政府の妨害もあって困難だが、人権家やNPO法人が現地に入り部分的にレポートを書いている。現地の子供にチョコレートを食べさせたら『美味しい・・!これ何?』と聞かれて『あなたがいま干しているカカオだよ』と悲しく答えたレポーターもいた。

まだ味読ながら、図書館へ予約を入れたので、いずれ書く予定ではあるけれど、先だってバングラディシュで製縫工場が倒壊して100名以上の少女が死んだ。ヨーロッパのブランド品を縫製していたのである。私の知るオーダースーツの店の人は、安売りスーツやワイシァツはバングラディシュ製が多いと10年以上前に教えてくれたし、日本で売られる衣料品で日本製を探すのが難しいくらいだ。そういう中で子供たちの極貧や児童奴隷状態で(怠けると叩く、ける)私たちの食べるチョコレートや衣料品が作られているのだという現実は知っておきたいことである。デパートやスーパーはバレンタインデーで大量のチョコレートを消費する(日本は世界で7番目くらいの消費国だ)。しかし、それを生産するのに子供たちが奴隷状態で働いているかもしれない。さらに児童の奴隷で働かせている商品は、コーヒー、コメ、綿花、コショウだ。スマホの部品の鉱物も子供たちの労働が関与してるかもしれない。企業がグローバル化して国という単位を超えて動き出すと利潤をもっと多くするには人件費を安く安くの方向へ走るのは目に見えている。産業革命初期のイギリスで少年をこき使う経営者も出てきた。親も生活のためにそれを許した。イギリスが義務教育を始めたのは親が子供を労働力として働かせないようにする仕組みだと言う人もいるくらいだ。日本も子供は労働の担い手として肉体労働、お守り、養蚕工場、炭鉱でも使った。(動けるものは子供も使ってもいいから儲けを増やせ)だ。この考え方は、いまではどこの企業でもこの経営方針は貫かれている。カカオに戻ると、こういう仕事にこそロボットを使い、子供たちを学校へ通わせる政策が賢明で、未来を構築すると思うのだが。

PS 『チョコレートの真実』の第10章は(知りすぎた男)。生産者へ適正なお金が回らず、カカオシンジケートに挑むフランス国籍のフリージャーナリストであるギー・アンドレ・キーフェル(GAKと友人たちが呼ぶ)が2004年4月、拉致されて殺害、その後、遺体も行方不明になった。多国籍チョコレート大企業と結託した時の政権を敵に回して金の横領と腐敗を告発する記事を配信しつづけていたのが原因である。真実を書くと殺される闇の世界がカカオにはある。コートジボアールはフランスにとっても1000億円以上の利益をもたらす国でフランス文化が根付く国である。『血に塗られたカカオである』。