マイナンバーのトラブル多発について

筆者の方から、発足当時からマイナンバー制度の技術的な不具合について、語っていた知人へ意見を求めたら下記のような答えが返ってきたので掲載します。

 

こういうものは、運用されてトラブルが出て始めてそんなこと

やってたのかとわかるので、すべてはこれからですね。

注目はしています。なにせ、最初のトラブルは大体とんでもない被害を

及ぼすので、それに巻き込まれないようにしなければなりませんし。

 

プランどおりのシステムを作り、プラン通りに動くというところまでは

できるんですが、それが現実と合ってなかった。大抵のトラブルは

そういう形で起こります。そんな風に使うと思っていなかったというような

トラブルですが、いわば、ここまでは誰も悪くないんです。

トラブルがあっても、それは社会が負わなければならないリスクかも

しれません。鉄道が敷かれたから、飛び込み自殺が始まった、みたいなもので。

システム開発はここからが勝負で、直すための予算やスケジュールが用意されて

いるかどうかあたりからトラブルらしいトラブルになってきます。

 

そもそもシステム開発コストの半分はシステムの開発、

残りはタッチする人間の訓練に使わなくてはいけません。

当然公務員に当初予定されていない業務が増えるので

手当をつけなければならない。それを国民が認めず、

既存の業務の延長でやらせればトラブルは当然発生し、

その原因は国民ということになります。

 

その範疇に入りきらない、本当の不正や計画の甘さについては

むしろこれから「住基ネット」で見えてくるのではないでしょうか。

その点wikiに書いてあるように

「住民票の写しの取得は必ずしも頻繁に利用されるようなサービスではなく、

膨大なコストをかけてシステムを構築するメリットがあるか疑わしい」

というような指摘こそ検証しなければならない大問題だと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8F%E6%B0%91%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E5%8F%B0%E5%B8%B3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

ただ、こういう切り口は受けないんですよね。

なぜか、公務員にマイナンバーシステム操作手当がついたら

そのことを批判するほうが多いので。

 

いっそ公務員だけ先にマイナンバーを持ち、

恩恵を受けるがリスクも給料のうちという状態をしばらくやってみて

その後国民に持たせても良かったんじゃないですかね。

 

 

28歳~34歳の男女の好きな異性のタイプ、食い違い。

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『下流社会』(光文社新書)で、男・女、正規・非正規、所得、政治意識、世代別な意識アンケートで、マスコミや企業のマーケへ資料提供をして儲けた三浦展の第二弾『下流社会 第二章』(なぜ男は女に負けたのか)である。この本の第7章が『踊る下流女の高笑いー女30歳の勝ちパターンはどれか?』と題して自身の研究所と読売広告社共同の、好きな異性のタイプをそれぞれ列挙している。

適齢期である30歳~34歳までの独身男性の好きな女性のタイプは第一位が『やさしい』。以下、『明るい』『気が利く』『素直』『礼儀正しい』『面倒見がよい』『人を思いやる』『健康的』『癒し系』『自分の考えをしっかり持っている』『元気な』『きれい好き』『正直』『さわやか』『控えめな』など。次は28歳から32歳までの適齢期の女性が自分をどのように思っているか。一番多いのは『マイペース』以下、『自分の考えをしっかり持っている』『個性的』『時間を守る』『明るい』『面倒見が良い、人を思いやる』『ひとりでいるのが好き』。

男性の55%は『やさしい』女性が好きだが自分を『やさしい』と思う女性は18%だけである。同じく『癒し系』は男33%に対して女は10%。男性は女性にすがりたいし、癒されたいが、女性は男性にすがらせてあげたいとも、男性を癒してあげたいとも思っていない。『きれい好き』も男29%、女性9%、『控えめな』は男26%、女13%、『品がよい』は男23%、女6%、『知的』男22%、女9%、『かしこい』男22%、女9%。

男が望む女性の理想形と、女性自身が自分を思う気持ちのギャップを、三浦さんと読売広告の調査で数量化・グラフ化しているけど、筆者から言わせると、平安時代だって、鎌倉時代であっても、自分の親たちの世代でも男女のギャップは100%あるので、筆者は結婚37年を経ても、夫婦の溝(男女の溝)は永遠に深いままだから、男や女の話は長い人類のY遺伝子(男を男にする性遺伝子)のころからの話を分析しないと、単純に広告会社や官僚の作文に引用されておしまいになりかねない。

この人の書くものは数字と%の話、アンケート分析(アンケートに答えた経験がある人ならわかるけど、適当にいい加減に答えるものだ)とグラフ、さもありなん日本語羅列も多い。私も札幌市民消費者動向調査(1週間自宅に分厚いアンケート用紙を置いてもらう調査)を分析したことがあるけどけっこういい加減な答え方をしてくる。

若者の分析より、彼等の親世代の分析(三浦さん自身を含めて)が急を要すると思う。若者に今いるポジションを譲らない人たちは、譲ってもほとんどは暮らしていける人が多い。いなくても実は社会にはなんの被害もない。むしろいなくなった方が、社会に利益を与えるくらいだ。バックヤードに引いて、若者を暖かく見守る。それくらいの自己分析をして欲しかった。

≪閑話休題≫

下流とか上流よりもっと本質的なことがある。自ら女性に積極的になる男が減っている(?)現状で女性が主導権を取る方が恋の成就に導きやすい。名越康文『女はギャップ』(扶桑社文庫)より。

女は臆病な男が嫌いである。

しかし、男の大半は臆病である。

この男と女の壁をうまく乗り越えた女だけが恋の勝利者になれるのだ。

恋ができる女には美貌もマナーも媚も必要ではない。

どうしたらいいか、答えがこの本の中に残念ながら散りばめられている。女性必読書かもしれない。

男は『臆病と気遣い』を、鎧に生きています。

この鎧をうまくはがす女性たちがモテる。

女性に『優しい』を求める意味、男がそうい女性が好きなのは、上の2行が表現している。女性たちよ、学んでほしい。数々の男の馬鹿な性的な犯罪、背景は『臆病』から来ているような気もする。ひとりでできないから『集団で実行』、ひとりでやったら『盗撮やSNS使用しての告白やストーカー』。男の着ている鎧を自分で脱ぐとアホなことや事件が発生しやすい。自分の中を分析するとさもありなんと思う。『なぜ、男は女に負けたのか』ではなくて、なぜ『男は臆病なのか』を考察する方が良かったと思ったしだいだ。『強がりも臆病のなせるわざ』、『男っぽさを見せるのも臆病だから』、『ケンカをするのも臆病だから』、『薬に依存するのも臆病だから』。しばらくこのキーワードで周りを見回して欲しい。

今を楽しめない人は未来をも楽しめず。

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今を楽しめない人は、未来を楽しめないと多くの人は言うが本当だ。未来のある時点を実現するために今を犠牲にして生きる習慣を幼少から植え付けられてきたとつくづく思う。

戦時中の日本国内も、米英との戦争に勝利すれば云々で、負けた場合にこうするという構想がなかった。戦いは負けが半分・勝ちが半分。丼で遊ぶチンチロリンをしていれば丁と半は半分だ。原油がこれしかありません、小麦粉が何人を食べさせるのに1年分しかないとか目に見える具体的な数値を外して、全部、精神論へ世論をメディアを使って動かしていく傾向は現代でも続いている。いま辛抱すれば、きっと未来にいいことがあるはずだ。辛抱の中身は多くはお金であったり、贅沢な日常を避ける生き方であったりする。

考えてみると、今を楽しむというのは、これまでの日本企業ではタブーな部分を乗り越えていかなければいけない。ニコニコ顔で仕事をするより、苦虫顔で頑張る姿が印象深いし、企業にとって有能に見える。バカをやって職場の雰囲気を和ませるより、まじめに売上に貢献するため、仕事だけの電話なりメールをせっせとする人間が評価が高い。サービス残業のなかにも、帰宅できるのに帰らない社員も多い。ただ、多忙な人はより多忙に、暇な人はより暇になるのも企業の中で良くみられる。忙しいから結論や作業が早いので、他人はまた彼に仕事を投げてしまうのだ。

しかし、それも現役世代までの話で、当時はマイナスの価値と見られていた、ニコニコ顔やバカをやってる人間が定年後、生きてくるから不思議だ。定時になるときっぱり帰宅して、部長会の後の社長へゴマスリの定例飲み会を欠席して、社長が命令する出席言明をも無視して地域の活動やバドミントンクラブの練習へ参加したり、夜になると好きなMacいじりで遊ぶ。印象深いのは職場最後の日、総務から『最終日なので社長に一言挨拶を』と求められるも『ノン』でサヨナラ。

それもそのはず、最後の一年は社長からシカトされるもひとりで戦った。自分の耳が途中でストレスで聞こえなくなってきてもね。(ストレスで難聴になるから皆さんも注意してね)先日会ったら、若い。まだまだ好奇心の塊で、Macの最新鋭の機種について語り出す。金払いも良くて、お茶でも居酒屋でも1対1なら筆者が財布に手をかけようものなら「ノンノン、僕が払うよ」。「落語に出てくる江戸っ子みたいだね」と彼に言うと「嬉しいことを言ってくれるね」と舞い上がる。今日を楽しみ続けている。

定年後のお手本だ。地域でも重宝がられ地域イベントの名簿作りに欠かせない。飲み会の誘いがあちこちから多いが、痛風が悪く無理が出来ない。こういう人は例外である。彼の自宅を訪ねたとき、書斎を見せてくれた。スゲー。『石川淳』の全集19巻がセンターに置かれて、2階の寝室に壁一面に書棚を作り、彼はフランス文学専攻だったから、単行本のヤマだ。永井荷風の本もある。能あるタカは本を隠すっていうことか。大学時代の同級生の自宅の書斎に入った時、筑摩世界文学全集が壁一面に置かれていた衝撃にも似ている。Macのハウツー本も多数。文系と理系がうまく融合している。こういう大学生が当時の出版社の経営を支えていた。学問ファンは大事な人たちだ。日進月歩の理系やたくさんの教訓に満ちた文系の広大な世界の共存に寄与する生き方。

いまを楽しく生きる工夫を日々したいものである。アレキサンダー大王が来ても『そこをどいてくれ、日当たりが悪くなる』と言ったディオゲネス。今を楽しむ人は戦争が嫌いだ。楽しい時間がなくなってしまうからね。だから普遍的な生き方でもある。そして他人へ説教臭がしない。